カーバッテリー駆けつけ本舗

車のバッテリーが上がってしまったらどうしたらいい?原因と直し方、対策まとめ(クリックで記事本文へ)

会社の通勤や買い物に出掛ける時に突然バッテリーが上がってしまってエンジンがかからない・・・・・

そんな経験、一度はあると思います。

時間に余裕がある時は自分で調べて対処する事が可能かもしれませんが、バッテリー上がりによるトラブルは突然起きます。

そんなトラブルを事前に予防する為の対策とバッテリー上がりになってしまった時の対処方法をバッテリーが上がってしまう例として頻繁に起きる症状、原因、対処法、予防策とご紹介致します。

1 バッテリーが上がってしまう原因

まず、バッテリーは何故上がってしまうのか?

バッテリーは単体では電力を消費するのみで充電をする事はできません。

その為バッテリー内の蓄電されている電力を全て消費してしまうと、バッテリーが上がってしまい、エンジン始動時に必要なセルモーターを駆動させる電力が供給できず、エンジンが始動できないという状態になってしまいます。

頻繁にある例としては、

  1. 夜間のライトの消し忘れ

夜の運転でライトを使用していてそのまま消し忘れてしまい一晩付けっぱなしのまま朝にバッテリーが上がってしまう。

バッテリーに充電されている電力のみが消費されてしまい朝方にはバッテリー内の電気が無くなってしまっている状態です。

  • バッテリーの劣化

バッテリーの交換時期は目安で2-3年程となっています。

車を使用する頻度などで多少の変化はすると思いますが、交換目安時期を過ぎてバッテリー自体の寿命(健康状態が悪い)が来てしまっているのに乗り続けていると充電はできてもバッテリー本体が駄目になってしまっているため、バッテリー上がりになってしまう原因となってしまいます。

  • 運転する頻度が少ない

先程のバッテリーの交換目安時期の紹介をしましたが、運転の仕方で交換目安時期よりも早くバッテリー上がりになってしまうケースがあります。

バッテリーは運転する中で発電機から発電した電気をバッテリーに充電する事でバッテリーの充電量を保っています。

その充電が運転の頻度、一週間に2~3回の買い物で数キロのみの使い方しかしないといった乗り方の場合だと十分な充電ができず、バッテリーが消費する電力と乗らない間の自己放電などで充電されていた電気が無くなってしまいバッテリー上がりとなってしまいます。

2 バッテリー上がりの判断基準、車両の状態

バッテリーが上がってしまうと、どのような症状があるのでしょうか?

またバッテリー上がりによるものなのか、その他の原因でエンジンが始動できないという可能性の有無の判断基準を紹介致します。

バッテリー上がりの車両の状態

バッテリー上がりの場合はエンジンが始動できない事はもちろんですが、バッテリーからの電力供給が無くなってしまう為電装品や室内灯、ライト類が作動しません。

また、リクエストスイッチやリモコンスイッチによるドアのロック、アンロックも作動しなくなってしまう為作動しません。

バッテリー上がり以外の判断基準

先程の電装関係、室内灯、ライト類の作動が確認できた場合はバッテリー上がりの可能性は低くなります。

しかし、バッテリー電力が劣化している、充電量が少ない場合などは比較的消費電力の低い電装関係は作動する事ができるため、エンジン始動時にクランキングはするがエンジンがかからない場合もあり、バッテリーの点検は最初に確認される事をオススメ致します。

判断基準としては、バッテリーの充電量、電装関係の作動、クランキングをしているかなどがあり、これらが問題無ければバッテリー以外での原因が考えられますのでロードサービス、ディーラーなどに連絡しましょう。

3 バッテリー上がりと似た症状

バッテリー上がりになってしまうとエンジンが始動できなくなる、電装関係が使えなくなってしまいますが、先程のバッテリー上がり以外の判断基準を紹介致しましたが、似た症状としてどのようなものがあるのか?

例としていくつかご紹介致します。

キーレス電池の電圧不足

最近の車はキーをさして回すタイプからプッシュ式のスタートスイッチが多くなってきましたが、キーレスタイプのスマートキーの電池が弱くなってしまうとスタートスイッチが反応しない、しにくいなどの症状がでてきます。

対処法は定期的に交換をする事ですが、間違えて衣類と一緒に洗濯してしまったなどの水没してしまった場合は車両のコンピューターが認識できなくなってしまったり誤作動を起こすなどの症状がある為注意です!

セルモーターの故障

キーオンにもなるしメーター、ライト類などの電装系は大丈夫だけどエンジンがかからないという場合はクランキングの有無を確認してください。

クランキングの音が全く確認できない場合はセルモーターの故障が考えられます。

また、バッテリーの劣化などで本体の性能が低下している場合などは多少のクランキングをしますがエンジンがかからないなどのセルモーターの故障と似た状態になるためバッテリーと合わせて点検される事がオススメです。

4 バッテリー上がりになってしまった時の対処法

バッテリー上がりになってしまった時にどうすればいいのでしょうか?

ブースターケーブルを使用してジャンピングスタートさせる

一般的にバッテリーが上がってしまった場合の方法になります。

ブースターケーブルといって赤いプラスのケーブルと黒いマイナスのケーブルを上がってしまったバッテリーと健康なバッテリーに接続する事で一時的に電力を供給することでエンジンを始動させる事ができます。

方法としてはとても簡単で

  1. 赤いケーブル(プラス)を健康なバッテリーのプラス側、上がってしまったバッテリーのプラス側に接続
  2. マイナスも同様に接続する
  3. 2~3分待機してエンジン始動するか確認する
  4. エンジンが始動した場合多少そのまま充電させる為エンジンは切らないで置く
  5. 接続していたブースターケーブルを取り外す

といった流れになります。

ただこの方法のデメリットとして、ジャンピングする為のバッテリーが必要でバッテリーのみを持っている状態は少ない為、車がもう一台必要になってしまう事です。

また、ブースターケーブルを使用する場合の注意点としてブースターケーブルを間違えて逆接してしまう事です。

最悪の場合バッテリー以外のヒューズなどが駄目になり、バッテリーだけの問題ではなくなってしまい二次故障となってしまいますので注意して使用しましょう。

ジャンプスターターを使う

先程のブースターケーブルを使用するやり方と似ていますが、ジャンプスターターバッテリー同士を接続する方法ではなく、スターター本体がバッテリーを内蔵したケーブルとなっている為、車をもう一台用意する必要などがなく、サイズもコンパクトなため車載しておくと非常に便利なアイテムだと思います。

金額も比較的安価で1万円前後で手に入る事や最近のものだと大容量なため一度充電した

ジャンプスターターで何回も使用する事ができます。

バッテリーを交換する

バッテリーが上がってしまうとバッテリー本体の劣化も考えられるため、一度ジャンピングしてエンジンはかかったから充電すればまだ使えるという訳ではありません。

最終的にはジャンピングしてもエンジンがかからなくなってしまうため、一番の対処法はバッテリーを交換する事でしょう。

通常の車両であれば簡単に交換する事もできるため、バッテリーが上がる前にサイズを確認して事前に購入する、上がる前に交換する事が一番です。

専門業者に依頼する

費用は発生してしまいますが、一番安心して解決できるのは専門業者に連絡してお願いしてしまう事だと思います。料金は車種やバッテリーの状態により異なりますが、おおむね1〜2万円程度が目安の金額となるようです。

いざバッテリーが上がってしまうと混乱してしまったり焦ってしまうため、専門の方にお願いするのが一番でしょう。

5 バッテリー上がりを防ぐ予防策

バッテリー上がりを防ぐ予防策にはどのような方法があるのでしょうか?

  1. 定期的な充電をする

バッテリー上がりで多いのは運転する距離が短い、運転頻度が少ないなどの充電する頻度、時間が少ない事からくる充電量の低下です。

通勤は出掛けるというよりは買い物や子どもの送り迎えなどで使用する、週に2~3回しか乗らない方などで年間の距離が短い場合などはバッテリー上がりのリスクが上がってしまう為、予防策としては、乗らない日でもエンジンをかけてアイドリング状態でバッテリーに充電をして上げる事です。

2 定期的にバッテリーの状態を点検する

自宅でバッテリーの点検をする事は難しいかもしれませんが、ガソリンを給油する時などにスタッフの方に言えば無料で点検をしてくれると思うので月に一回程度の頻度で点検するといいかもしれません。

バッテリーの状態を測定するテスターで点検した場合バッテリーの健康状態、充電量と確認できる為、100%中50%を下回っていた場合は交換がオススメになります。

3 交換目安時期に交換する

バッテリーの交換目安時期(メーカーなどによって異なります)の3年がきたら定期的に交換する。

バッテリーはカー用品店、ホームセンターなどでも販売している為、サイズを確認して購入して交換しましょう。

バッテリーの交換の仕方がわからない場合などはお店にお願いして交換してもらいましょう。

まとめ

今回はバッテリー上がりの原因、対処法などについてご紹介いたしました。

昔のバッテリーは劣化してくるとライトが暗くなったり始動時のクランキングがぎこちないなどといった症状が出るものが多く判断しやすかったですが、最近のものはバッテリーの劣化が症状として現れず、ギリギリまで問題なくエンジンが始動できて突然バッテリーが上がってしまうなど、判断しずらいものが多くなったように感じます。

定期的に充電、定期的にバッテリの状態を点検する、定期的に交換する、の3つを守って突然のバッテリー上がりを予防しましょう。

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